
2011.12.23
先日、ラジカルスペース 川端氏主催のチタンボンドの実習会に参加してきました。
いわゆるPFM・メタルセラミックス(MB)は、プレシャス・およびセミプレシャスメタルが主流ですが、金、白金、パラジウム等の価格の高騰により、Co-Cr合金などの使用による脱プレシャスメタルの傾向も一部であります。
生体親和性にもっとも優れる金属である「チタン」が安定した形で機能するようであれば臨床に有用だと思いますが
「チタン」は今まで鋳造の問題と酸化膜や焼き付け強度の問題でセラミックの焼き付けに不安がありました。
今回は、ノーベルプロセラ(CAD/CAM)により製作するチタンフレーム(Ti6Al4V医療用チタン)にセラミックを焼き付けるシステムの実習会でした。
焼き付けるセラミックは現在数社から発売されていて、今回はドイツ・デントラム社のトライセラムを使用しました。
感想としては
焼き付けに関しては特に問題は感じられませんでした。
酸化膜は焼成時に生成されますが、問題になる程でなく、セラミックへの影響は強くは感じられませんでした。焼き付けにはオペーク前に専用のボンダーを一度焼き付けますが、その後の操作はオペークの焼成回数が1回多くなりますが、それ以外は通常と変わりあれません。
充分に臨床で使える範囲と感じました。
ただ、2つの懸念材料
チタンは加熱による強度低下が懸念されること。継時的にどうか?
チタン用のセラミックは現在どのマテリアルも低熔陶材であり、経年的に強度の低下が懸念される。
ただこの二つとも未だ解明がされていないのが現状です。
このため、今回実習会参加者とともに「CAD/CAMチタンボンド研究会」なる勉強会を立ち上げ、お互いに情報交換をしながら、ケースを選んで行いたいと思います。
以下実習の模様と完成ケースです。
ラジカルスペース いつもながら素晴らしいラボです。
デモする川端氏を囲んで参加者と
初めて扱った陶材ですが、違和感はありませんでした。