2011.08.25

DLPフォーラム   (片山)

2011年6月18日(土)DLP(Dental Laser Processing)フォーラムに参加しました。

DLPフォーラムは歯科技工におけるレーザー技術の勉強会で、セレック社のアルファレーザーを使っている歯科技工所の方が参加しています。

今回は鶴見大学記念館で行われ、都賀谷紀崇 先生(京都大学再生医科学研究所、工学修士、歯学博士)の進行の元、まず

「IDS(国際デンタルショー)2011に参加して」  (株)昭和歯研 森田俊司

「被災地石巻での歯科技工士としての活動報告」 (株)ア歯研 四宮耕一

「ニューヨーク大学雑感 えっ?ホントに抜歯しちゃうんだ!」 鶴見大学 花谷重守

と3名の方にお話頂きました。

森田さんは、今年ケルンで行われた国際デンタルショーに参加した際の写真のスライドで、世界各国の機械・材料を見せて頂きました。まだ臨床では使えないレベルではあるが、一度に大量の技工物を削りだす、CAD/CAMの加工機や、口腔内スキャナーなど、これからの歯科界を大きく変えるようなものを沢山見せて頂きました。また、中国や韓国などのアジアのブースも盛り上がってたそうです。

四宮さんは、3月にあった震災後、技工士として何かできないかと、「泥出しのバスツアー」で被災地に行ったそうです。、機材を持ち込み、デンチャーの修理・製作を中心に活動をした様子を見せて頂きました。また、現地でも様々な人との出会いがあり、効率的に作業ができたようでした。こうして被災地に行って見た事、感じたことを行けない人に伝えていくことが大切だと述べていました。

鶴見大学の花谷先生は、現在、留学先のニューヨーク大学で診療をしていて、日本とアメリカの抜歯の考え方の違いにとても驚かれたとのことでした。アメリカでは、歯科医師の賠償責任と患者の支払う治療費を総合的に考え、比較した結果、抜歯を選択する事が多いそうです。(根管治療が日本の保険制度と比べて格段に高い)

また補綴治療は抜歯してインプラントにするのと、根幹治療して補綴をした時の予後を比較すると、根管治療をして補綴をするよりも、インプラントにした方が、確実性があり治療費も安いという考え方もありそれを選択することもあるようです。

その後、(株)杏友会本社の小島大さんが「レーザー溶接機を入れ替えて」という題で、ラボ紹介をして頂きました。今までのレーザー溶接機と違って使いやすく、アルファレーザーを使った症例をいくつか見せて頂きました。

また鶴見大学の河村先生の症例報告では、メタルとレジンの維持をリテンションビーズの様なものを、レーザーで作っていくというケースを見せて頂きました。

最後に、ディスカッションでパラを溶接する際、ワイヤーのように細い線をキャストし、それで溶接している。という話が出て、一度キャストしたもので溶接すると強度が弱い(酸化膜や組成の劣り)ため、必ずフィラーメタルを使って溶接しなければならないとの事でした。

その後、キリン横浜ビアビレッジにて情報交換会が行われ、全国各地から参加している先輩方にレーザーはもちろん、技工の話から人生の話まで色々な話を聞くことができました。

Nec_00581

Nec_00601 今回参加してレーザーの使い方は様々で、今までの機械や材料では不可能だと考えていたことも、レーザーを使用することによって、可能になることもあるんだと実感しました。

これから先、レーザーを一つのアイテムとして、より効率的に技工に組み込んでいきたいと思います。

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